2011年7月18日月曜日

「二〇一一年七月場所(第四回例会)」に行ってきました。『オリンポス』『パトリツィア』『ギャラクシートラッカー』『アメリカンショット』『クゥワークル』

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電光掲示板が印象的なタワーホール船堀です。
連休中のボドゲ会は2回目だったりしてw

二つ書くのはさすがに大変なので
片方だけでも書いておきますよ!

今回お邪魔したのは「ボードゲームサークル まんまる」さんの
二〇一一年七月場所(第四回例会)(mixi)

前回は4月におじゃましてますね。
というわけで2回目です。

では、早速ざっくりレポート。

◆オリンポス


概要はこちらから。
公式に日本語ルールが公開されている
ちょっと変わった作品。
8月下旬にはHJから日本語版も出るらしい。
盤面はこんな感じ。
土地を支配して
その土地で得られる資源をもとにして
様々な発見(技術や文化など)をして
威信を最も多くとったプレイヤーの勝ちというゲーム。

特徴的なのはテーベの東と同じシステムを
使った時間トラック。
あるアクションを行うのに時間が必要で
その分だけプレイヤーの時間トラックが進む。
時間トラックが一番後ろのプレイヤーが
手番を行うので、進め方によっては
同じプレイヤーが連続で手番を行うこともある。
(ゴルフみたいに~という例えに"ほう"と思ったものだw)

発見をしても土地を支配しても建造物をたてても威信点になるので
どこで時間を節約して、あわよくば人の土地をぶんどって
いかに効率よくプレイするかという感じ。
発明もある程度は見えているし、
その後の建造物のためにどの列の発見を狙うかなど
なかなか悩ましくやりがいがある。

さらにゲームのアクセントとして
一定時間がトラックで経過すると
神への信仰でイベントが発生する。
海が渡れなくなったり、威信が減ったりという
悪いこともあれば、人が増えたり
任意の資源がもらえたりすることもある。
途中で引くカードもランダム性を与えていていい感じ。

今回のゲームでは私ともう一人が
馬を取って島を南下さらにもうひとりの方は
天文学と地図もとって海を自由に(ポイント0で)かけめぐっていたw
それぞれがそれぞれに発展していく中で
時間を重要視して処理をしたが
南の海をすっかり支配した人の勝利となった。
(南の島は終了時に支配で2点が入る)

あとでルールで確認したら
拡張で人を出すときには北からだけではなくて
自分の支配地域からでも良かったようなので
もう少し違う展開だったかもしれない。
(南の覇者をもう少し攻められたかも?w)

運命カードでちょこちょこと得点や
時間を稼いだものの、建造物や
人や武力で得点になる発見を取れなかったので
46点で3位という結果に。

運命カードや神様の分、十分ランダムがあって
アクセントが効いている。
終わった直後は運要素強いかなと思ってしまったけど、
それは自分が運命カードに翻弄されたというだけw
もっと戦略性をもって発見や支配をしていくことに
このゲームの筋はあると思う。
ちょっと欲しくなってしまったなー。
なんといってもアートワークが見事だしねぇ。

◆パトリツィア

概要はジョーコデルモンドさんのとこから。

手札から街を示すカードを出して
建物を立てていってポイントを稼ぐというゲーム。
街にはそれぞれコマの数が決まっていて、
その建物を立てたときに数が多いか、
同数の場合は上にある人が得点を取る。
街には二つ建物がたって、
2種類の点数が入るようになっている。
(コマ数が奇数なので必ずどちらかが高くなる)

また、カードに書かれている貴族を
3つ集めることでも得点になる。

建物の得点は一番大きいところで
9点、6点の配置。
貴族は3つで6点になる。
(二つに数えるカードもある)

他にも少々特殊カードがあるけど
ルール的にはかなりシンプルなゲーム。
今回初プレイでコツもわからないので
3枚で得点になるならということで
貴族を集めてみることにする。

多分これはちょっと間違っていたっぽいw
狙っていた貴族を取るのも結構運が必要だし、
どちらかと言えば1枚で得点できる可能性もある方を
考えてよかった気がする。
結果は惨敗w
カード運もあるんだろうけど、
今思い出しても勝てる気はしないw

それにしても色がわざと近くしてあったりするのだけど
これは記憶させるのをわざと妨げているのだろうなと思う。
手札は3枚しかないので、
ちゃんと憶えていれば、
どこの都市があと何枚あるか、
誰の手元にあるかまで分かってしまうのだ。
(私はそこまで憶えられないけど)
こういったゲームでわざと間違いを誘うようなデザインは
珍しいなと思った。
(アクション要素があったりするものは
そこそこ観た気がするけど)

機会があればもういっかいやってみたい。
そうだな、キーになる部分だけでも憶えれば
いいのかもしれない。
かえって混乱しそうだけどw

◆ギャラクシートラッカー

概要はこのへんから。

制限時間付きで宇宙船を建造して、
幾多の困難を乗り越えて得点を稼げ!
というゲーム。

エンジンがあったり、ビーム砲があったり、
乗組員席があったり、貨物室があったり、
バリアがあったりとルールはたくさんですが
一度ルールを飲み込むと
建造するのが楽しくてしょうがないですw

3回ラウンドやりましたが、
私はどうにも電池をたくさん載せてしまう傾向にあるみたいでw
(上の写真の緑色のチップが
載っている部分は全部電池ですw)
だって強そうだし!
ちゃんと使えれば強いし!

なんかルールミスでスーパーハードモードに
なっていましたがこれはこれで面白かったw
(イベントの構成と枚数を間違えてて
しゃれにならないほどの難易度になってたw)
最後の船は真ん中からボロリと折れて、
しまいにはコクピットと電池をエネルギー砲だけが残ったりw
(まるでコアファイターと爆笑してました)
でも、隣の人は完全にコクピットだけになってたりしたけどね!

いい盛り上がりをみせてくれました。
ルールは多少まちがったってみんなが楽しければいいんだよ。
(今回はそういうゲームだったしね)

前にぺらねこナイトでスペースアラートを
やったときに話してたネタがようやくつながった。
まさにこれだねぇw
あー、二つとも欲しいな・・・。

◆アメリカンショット

私が生まれる前のゲームだそうでw
ビリヤードの簡単バージョンみたいなもんですかね。
キューのとこにはバネが付いてて
それで的球を突きます。

5ラウンドで各ラウンドでは
トリックショットか連続ショットを選択。
トリックショットはカードに書かれているように
壁にクッションさせたり、玉を指定のポケットに落としたりします。
3回チャレンジがあって
1回目で成功すると得点が高くて、
3回成功させると2回目の成功分、3回目の成功分まで
得点が入ります。
(みたので一番高かったのは合計で1万ドルだったかな)
連続ショットでは、
カードでめくったところに玉を置いて
1回のみのチャレンジで、
自分の指定数ポケットに落とせるかというもの
これは1回の成功で1000ドル入るので、
最後に逆転を狙って…、ということもあります。

今回は割と早くキューの感じに慣れた私が
4ラウンド終了時に1万5000ドルでトップ。
5ラウンド目は得点できずでしたが、
最後の番のプレイヤーが6000ドルから
見事10回連続ショットを成功して、
華麗なる逆転負けとなりましたw

こういうレトロ玩具も面白いですね。
すごい大きさでしたが電車で運んできたそうですw
その心意気や良し!

◆クゥワークル

概要はTable Games in the Worldさんのとこから。
ある意味で話題になった2011年のドイツ年間ゲーム大賞作です。

全く知らないゲームでしたからね。
かなり予想を外された感がありました。

6種類の色と記号のタイルがそれぞれ3枚ずつ存在して、
手番に手元の札からタイルを出すことによって得点します。

各列には同じ色の場合は同じ色しか置けなくて、
しかもすでにある記号は出せない、
それとは逆に同じ記号の場合は同じ記号しか置けなくて、
すでにある記号は出せないというルールがあります。
つなげた段階での数で得点が入り、
6枚目の場合は倍の12点が入ります。

ファミリー向けにシフトしたというなら
これはこれでありなのかなーと思いますが、
なんというか新しさみたいなものは感じないですね。
ここがすごい!的なものが欲しいわけですよ。
例えば、してやったり的なものがあれば
もうちょっと評価が変わったかなぁ。

秀作だと思いますが大賞ねぇ…、うーん。
大賞って冠がつかなければ
素直に褒めていたような気がするだけに
実に複雑な思いですw

今回は序盤はなんどもかぶったタイルを引いてしまって
苦労をしましたが、
後半にかけてクゥワークルになる(12点になる)タイルを
引いたりしてそこそこゲームに絡めました。
最終的には110点くらいで2位だったかな。
ライトにやるにはパズル感覚もあり
駆け引き的な面もあり良いゲームだと思います。


今回のまとめ

相変わらず、重いのや軽いのを遊ばせてもらいました。
本当にまんまるさんのところが
一番バリエーションに飛んでいるというか
カオスですねw

実はテレストレーションもやったんですが、
イラストを写真でとっていいものか悩んで
まだレビューできていませんw
今回は二股(絵)→不倫→三人が並ぶ人の絵→パヒュームの流れが
出来すぎでしたw
本当に奇跡みたいなことが起きるから面白いよなぁw

後半ちょっと入るタイミングを失ってしまって、
見学していた時間もありましたが、
人のプレイを見るのもまた面白いもので。

汗をかきながら十分堪能させていただきました。
スタッフの皆さんお疲れ様でした。
一緒に遊んでいただいた皆さんありがとうございました。
また、楽しくあそびましょう。

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