2011年6月17日金曜日

『さや侍』

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「あなたにとって、
幸なのか不幸なのかはわかりませんが、
親と子の絆は永遠です。
もしかしたらこうして初めて親と子の絆は
永遠となるのかもしれません。」

公式サイトはこちら

ダウンタウン松本人志の
監督3作品目。
ん、監督としてはただの「松本人志」なのかもしれないな。
インタビューとか見てないから
その辺は今度調べてみよう。

母を亡くして笑わなくなった若君を
笑わせるために30日間
1日1回面白いことをするという
30日の行。
刀を持たないさや侍が
何の因果か挑むことになった。
はたして?というおはなし。

これまでの作品と比べて至極分かりやすい。
すっごいストレートなもの作ってきたなと。
自分が出ないと決めたことで
ストレートなものを作るという恥ずかしさからは
離れることはできたんじゃないかと思ったり。

それでもコメディをやり続けるというスタンスはいい。
なんか普通のアクションものとかに
行っちゃったりしたらそれはどうかと。

中身としては板尾無双です。
板尾さんいなかったらこれは話にならないわ。
板尾さんのらしさというのが出ているわけではないけど、
映画俳優としての板尾さんの旨さは出てた気はしますね。

ちょっと後半はだれる感じがしたのは仕方ないかな。
ラストに持っていくためのタメと思えば許容内かも。

全体的にうまくまとめたという感じがしますが、
一度はこういうのを出しておいていいと思うんですよね。
ちゃんとできますよって。
このあとにまた突拍子も無いものを作っても
あえてやってるんですよってわかるじゃないですか。
そういう意味で必要な作品だったんじゃないかな。
手放しで大傑作と言える程ではなかったですけどねw

あと、最後にスタッフロールでくすりとさせてもらいました。
わざとじゃないとしてもあれはずるいわw

さて、これを出しての次が楽しみですね。
次の期待を込めて評価はちょっと甘めです。

今回の評価:★★★★☆

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