「忘れるんだ。
あれから25年経ったんだ。
忘れるんだ。」
アカデミー賞で外国語映画賞を取った作品。
実は全くのノーチェックでした。
きっかけはustの映画番組FiLFiL☆MooMooで
取り上げられていたこと。
なんか面白そうだったのでこの回はあえて見てません。
(今度アーカイブを見るつもり)
ブエノスアイレスで起きた凄惨な事件について
主人公が昔を思い出しながら小説を書くという設定で、
過去と現在を行き来しながらストーリーが進んでいきます。
この映画の一番の印象はピントのつけ方かな。
かなり多くのシーンでメインの対象になるものが画面の中央に来ません。
しかも、その対象にわざとピントをつけないこともあります。
その辺の落ち着かなさがかえって芸術ぽく見えますね。
セリフが重要とか説明的な場面ではちゃんと
通常のピントや構図を使っているのでメリハリが効いています。
まあ、それにしてもストーリーに豪勢にいろいろと入れていますが
すべていい着地を見せていますね。
事件もの、過去語り、ラブストーリーどれも素晴らしい出来で
しかもそれがちゃんと絡み合っている。
これくらいちゃんとしているのは久しぶりかも。
がっつりいい映画観ました。
今日の評価:★★★★★
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