2010年10月10日日曜日

「ボードゲーム合宿・秋の陣」に行ってきました。

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@max747さん主催のボードゲーム合宿に参加させてもらいました。

結構な頻度でボードゲームやっていますが
やはり60分までのゲームが主体で、
やれても90分のゲームまでしか普通の
ボードゲーム会ではできませんね。
もちろんある程度の人数を集めますし、
集めたならシャッフルしていろんな人とやるというのが普通だし、
面白いしね。

てな訳で公称90分を超えるゲームはほとんどできないわけです。
でも、やってみたいゲームはいっぱいあるわけでw

そんなところにボードゲーム合宿の募集!
しかも、長時間ゲーム主体でやりますという主旨!
ああ、こんな機会そうはないよなぁ。
仲間内ではやってたけどw
9日はゆるドミがあったけどそこからスライドで参加とあいなりました。
9日夜~11日夕方までどっぷり!
11日は旅館をチェックアウトした後、公民館で…。
気合入りまくりですねw

ではゲームのダイジェスト。

◆アグリコラ

紹介はこの辺かな。
たぶん近年では一番のゲーマーズゲームなんじゃないでしょうか。
その前はプエルトリコの独壇場だったと思いますが。
基本はワーカープレイスメントですね。
さらに、小さな進歩、職業があってこれが100枚以上あるので
毎回プレイ方針が変わります。
6ステージ、14ラウンドでゲームが構成されており、
ステージごとには収穫と食糧チェックが待っています。
ステージごとに出るカードは決まっていますが、
そのカードの順番でもゲームががらりと変わります。
この辺が何度やっても飽きさせないというところですか。

とりあえず、今回は1回だけでしたがいきなり拡張の泥沼入りでw
ルール把握してゲーム回すのに精いっぱいでしたね。
正直どこかを目指すというプレイまでには至りませんでした。
要素多いもんなぁ…。
機会があったらまたプレイしたいですが、
ちょっと把握し切れた感じはありません。
誰かさんみたいにソリティアで練習するしかないのか?w

ちなみに今回のゲーム会で一番立っていたのがアグリコラですw
たぶん6回くらいは立っていたんじゃないでしょうか…w

◆ルアーブル
(写真撮り忘れた!!)

紹介はこの辺で。

港での経済活動をテーマにしたボードゲーム(かな?w)。
これもアグリコラと同様に評価の高いゲーマーズゲーム。
20ラウンドで構成されていて、1ラウンドごとに手番が7回あり、
プレイヤーごとにラウンドで行える手番数は異なる。
ラウンドごとには食糧チェックがあり、
自分の資源から一定量の資源を払わなければいけない。
食糧の代わりにお金で賄うこともできる。
自分の手番では共有スペースに各手番ごとに増えていく資源を取るか、
建物を建てるかを選択する。
建物にはいろんな能力があってその能力を使うことによって
お金を稼いだり、資源を別の資源に変換する。
たとえば麦をパンにしたり、牛を牛肉と皮にしたり。
建物は建てた人だけの能力ではなくて、
他の人が使うこともできる。
他の人が使う場合には建物の所有者に必要な食糧やお金を支払う。
建物自体にも資産価値があって、お金で買うか
資源を払って建てるかを選ぶことができる。
最終的にお金が一番多い人が勝ち。

こんな風に書くと単純そうなゲームなんだけど、
まあ、公称100~200分とあるだけにそうやすやすとはいかない。

一つに資源が8種類(共有スペースからとれるのは6種類)、
さらにそれを加工したものがあるのでさらに倍の16種類。

さらに建物数が標準33まい、特殊が6枚(だったかな)。
特殊はゲームごとに30枚から6枚出てくるし、
ゲーム中伏せられているので次に何が出てくるかは分からない。
標準建物は基本すべてオープンになると思っていて差し支えない。
大体誰かが建てていくし。

で、建物の能力を憶えているのといないのとでは
全然ゲームが違う。
基本的に後から必要になる資源は途中の建物で
加工をしておく必要があるのだ。
建物自体も拡大再生産のものになるし、
資源自体もどんどんグレードアップさせていく必要がある。
たとえばかなり後半に出てくるなめし皮工場は
かなりの資産を稼いでくれるが、
牛肉を肉と皮に代え、そのあと皮をなめし皮に加工、
さらに、なめし皮を売りに出すという展開が必要。
この辺の展望を見越しておかないとさっぱりなことになりかねない。

もうひとつ大事なのが船。
造船所で必要なコストを払うと船が作れて、
船によってラウンドごとに必要になる食糧が軽減される。
(なんで船で食糧が軽減されるかわからないけどw)
この船をいつ建てるかというのがかなり大きくて、
説明書に船がなければほとんど勝つのは難しいと注釈があるほどw

1手番ごとの処理はあっさりしているが、
やはりこれもゲームをどれだけ理解しているかということが
即時勝ちにつながる。運の要素は特殊建物ぐらいしかないしね…。

今回は5人でフルゲーム。(ショートゲームというのもあるのだよ…)
序盤はさくさく特に何も考えず、
手番で一番得になりそうなことを取っていく。
中盤からゲームに完全に取り残される状況にw
なんでかというと、船が全く作れなかったこと
借金を恐れて無駄にお金を持ちすぎていたこと、
後半の建物の展開を知らなかったために
投資すべきところで投資をしていなかったことがあげられる。
たとえば粘土からレンガに代えることもしなかったし、
牛をほとんど取らなかったというのもある。

簡単に言うと自分の未熟さと、周りからの学習を
怠ったというのが敗因かなw

アグリコラよりもこっちの方が私は好みかも。
一回やれば建物はある程度見えるし、
次からは展開についていけそう。
勝ち筋的なものは全く分からないがw
勝ったのは建物で資産価値をがっつりためていた人。
途中3枚も借用書をためていたのにw
アグリコラよりもランダム要素は少ないのに
逆転要素はあるという不思議なもんですw

◆エンデバー

紹介はCU部さんのとこで。
時代はまだ世界地図が完成していないころ、
プレイヤーたちはまさに世界を切り取るべく勢力争いを繰り広げる
ゲームは7ラウンドで構成されており、
建物の建築、人口の増加、給料の支払い、アクションの実行で1ラウンド。
アクションは人口やアクションチップの許す限り
占領、出港、戦闘、カードを引くのうちから一つ選んで順に実行していく。
占領、出港で手に入れたチップで産業(建物の建てられるレベルが上がる)、
文化(人口が増える)、財政(給料の支払いが増える)、
政治(確保できるカードの枚数が増える)を成長させ、
7ラウンド終了時に一番ポイントの高い人が勝利。
最終のポイントは植民地、交易路(ラインの引かれている植民地を両方持っている)、
産業、文化、財政、政治の成長、カードによるポイント、
残った人口でのポイントを数える。

最初のチップ配置以外はすべて公開情報。
誰がどんな方向に進んでいくかを読みながら、
自分に一番いいものを選んでいくという感じ。
ヨーロッパを中心に地固めをしてから、他の地域に行くのもいいし、
中心的にある地域の航路を開けに行って、長官を狙うのもいいし、
いろんな航路にちょっとだけからんで場所ごとにおいしい植民地を取るのもあり。
自分の能力の上げ方も文化をあげて人口をバンバン増やすのもいいし、
政治をあげてカードをいっぱい引くのも、
産業をあげて強力な建物を建てるのもいい。

このゲームはかなり好きな部類で、
自分のコントロール感が味わえるとこ、
世界が広がっていく感じがいい。
いろいろ出来すぎるのでバランス悪くしちゃうと
全く置いてけぼりになるのは残念。
まあ、実力ががっつり出るゲームもたまにはいいw

今回は工房からスタートして、ヨーロッパで地固めの方向で。
後で気づいたんだけど、今回は作戦失敗。
工房で始めた人が3人もいて、あっさりヨーロッパは切り取り終わってしまったw
しかも、隣あったところを取ることもできずに出遅れ。
産業を多めにあげたので建物の能力で後からまくりに行く
進め方は悪くはなかったのだけど、アクションチップも取れず、
出港で着実に能力をあげた人たちに全く及ばない結果に。

久々にやってみた思ったのはアクションチップは
あからさまに強いなーってこと。
実際そこの取り合いで随分ゲームが左右される。
あとは新発見で全くからんでいない地域に
ドックを使って空出航+占領ができるということ。
確かにドックの能力ってその地域の最後の航路を開けつつ、
占領するというときにしか使えないんじゃないかと思っていたんだけど、
これなら十分に強い能力だなと思う。

ゲームの結果はぼろ負けw
(トップが60チョイで私は40後半だったはず)
でも、負けても面白い。こういうときに本当に好きなんだなぁと思う。

◆キャメロットを覆う影

概要はこの辺を。
随分まえからどこかのレビューを見てやりたかったゲーム。
パンデミックに代表される協力型ゲームですね。
パンデミックと大きく違うところは、
カードの内容を明確に話してはいけないということと、
裏切り者の存在です。

各プレイヤーはさまざまなクエストで使うためのカードを持ちますが
内容を明確には話してはいけない、
しかし、ロールプレイで話すのはOKw
「私は聖杯獲得に向かおう」とか、
「私はピクト人に一の太刀を浴びせよう」とか。
がっつり世界観のあるゲームなので、事務的にこなしちゃうと
面白くないんですよね。
そこをルール的にロールプレイをさせてしまうのがすごいw
みんな騎士になりきってましたよw

また、裏切り者の存在ですがプレイヤー側に実は
裏切り者が何人か入っている可能性があるという。
これによって協力ゲームにありがちな
うまい人に動かされているだけのゲームではいられなくなります。
もちろん中心になってゲームを進める人はいますけど、
みんなで意見を交えないと裏切り者にうまく動かされていく
ことになってしまいます。
意見をちゃんと言ってないと裏切り者だと疑われることもありますしね。

今回私に割り当てられたのはカイ卿。
戦闘時に手札から追加で1枚カードが出せるという能力持ち。
黒騎士、ランスロット、カタパルト撃破でかなり使い勝手のいい
キャラクターですね。
とりあえず手もちのカードがあまり良くないので
お城で休養しまくり(カードを引く)、カードがそろえば
クエストに行くことになりました。

プレイヤー8人で、裏切り者が0~2人いるという設定で
ゲームを進めていきます。
裏切り者が何人いようと告発が怖いのであからさまな
邪魔には行かないので怪しい行動が目につかないうちは放置でw

ゲーム展開的にはサクサクと聖杯を奪還、
エクスカリバーも取得と順調に。
私はというとカードを引いてはカタパルト殴りという地味な活動をw
で、聖杯、エクスカリバーはクエストが終了した後に
そのイベントカードを引くとカタパルトが増えるという仕組みに
なっているので私はゲーム終了までカタパルト排除部隊から
離れることはありませんでしたw

ランスロット戦も勝利し、あとはなんとかゲームを
終わらせるだけというところで@cactusmanさんが裏切り者を表明!
ああ、そういえばじみーに怪しい行動してたなぁ。
キャラクターがアーサー王だったので、「王が乱心したぞー」と
みんなで大盛り上がりw
いつかの「お邪魔もの」を思い出さずにはいられないw

一瞬カタパルトが11個そろう状況に至りながらも
(12個で即時ゲームオーバー)、黒騎士、ドラゴンクエストに
負けることによって剣が12本埋まりゲーム終了。
円卓騎士側の勝利で幕を下ろしたのだった。

あー、面白かった…。
8人もいるけどプレイヤーの選択肢は狭められているので
ダウンタイムは短く感じる。
その間も各行動についてみんなで相談しているのも
大きいと思う。(もちろんロールプレイ込みでw)
惜しむらくはある程度の人数と時間が必要なこと、
ロールプレイをして楽しめるかということ、
ゲーム自体の出現率が低いことw
心配としては、2回目以降ゲームが単調にならないかというところか。
2回目できるかどうか心配する必要はあまりなさそうだがw

◆ハンザ・テウトニカ

紹介はまたCU部さんとこからw
たしか以前からこのゲームがしたかったのは
Table Game in The WorldさんとCU部さんの紹介読んだからだったはず。
合宿前の金曜日にすごろくやさんで入荷があったので、
仕事帰りに買ってその日に自分でテストプレイして、
合宿に持ちこんでしまいました!
それだけやりたかったんですw

で、やってみてやっぱり面白いなぁと。

数回やっただけでがっちりとした戦略論はまだでませんが、
いろんな勝ち筋があるなぁと。
その中でも一番このゲームの好きな部分が、
ゲームの進行スピードすらプレイヤーがコントロールするところ。
ゲームの終了条件が
ボーナスマーカーが切れる、ゲーム中のポイントが20を超える、
都市が10個完成するの3つありますが、
能力を必要最低限に上げて、20ポイントを目指せば
短期決戦に持ち込むこともできます。

ああ、書いているだけでいろんな試してみたい戦略が…。
合宿中は2回しかできなかったけどルール間違いが多数…。
一緒にやってくれた皆さんすいませんでした。
ああ、まだやりたりない…。

◆ボードゲームギークゲーム

紹介はこの辺で。
ボードゲーム好きな人にはたまらないゲームですねw
ボードゲームメーカを担当してそれをいかに売るか、
また他のメーカーのゲームを買っていかにコレクションを
そろえるかというゲーム。
ゲームもメーカーも全部実在。
ゲーム始めるまでに使われているゲームの話で盛り上がるw
今回のメンバーがかなり濃かったのが良かったかもしれない。

ゲームを売ったら得点というのは良くわかるけど、
なぜか他のメーカーのものも集めてコレクションにするというのが
妙に納得してしまう。
ああ、ボードゲーム好きな人たちが売ったり買ったりしている
業界なんだなーとかw

ゲーム的にはサイコロの再配置(買い付けに行くギークたちを示す)を
あまりやらなかったのが良かったのか、結果2位。
1位の人は1、2、4、5の価値のゲームをコレクションして
見事ボーナスがっぽり。
ゲーム的にもいろいろな工夫しているんだが、
ネタとして扱われているメーカーやゲームの話をして
盛り上がるのがメインかなぁw
ゲームが終わった後にボードの裏面を見て、
あのゲームのキャラクターかーというのも面白い。


他にも「ドミニオン」、「テラフォーマー」、「ブラフ」、
「ゆっくりあん」、「カーソンシティ」なんかをプレイしました。
ゆっくりあんはいいバカげーだったなぁ。
パーティーゲームとしては秀逸。
一瞬欲しいと思ったけど、自分が持っているラインナップじゃ
浮きまくるからやめておこうw


今回のまとめ

やりたかった長時間ゲームはひと通りやれた気がする。
残念だったのは体調が今一つで、
ずっと鼻をかんでいた状態だったこと、
インスト中体力の限界が来て変わってもらった
「将軍」がプレイできなかったこと。
体調管理してたつもりだったんだけどねぇ…。
それにも関わらず3日目の最後までいたんですけどねw

長時間ゲーム出来る機会を作るとすればやはり泊りかなぁ。
ゲームとメンツを固定してやれば朝から夕方までというのも
できなくはなさそうだ。
でも、そんなのが成り立つのは現状はアグリコラくらいじゃないかとw

あと、今回思ったのは自分のコマに
サプライ(稼働可能)とストック(稼働不能)の概念があるゲームが
割とあって、サプライとストックを取り間違えることが
結構な頻度で発生すること。
この辺の綺麗な解決方法ってないのかな?
明確にするには"共通のストック"置き場を作ることなんだろうけど
ゲームのプレイアビリティとしては少し落ちそうなんだよね。
今回は左手側にストック置き場を作って、
右手側にサプライ置き場を作った。
プレイ中に駒を触りたくなるけどそれはサプライ側なので
プレイに使っても問題ないと。
なんかいいアイデアがあれば教えてください。

一緒に遊んでくれて皆さんどうもありがとうございました。
また、遊べる日を心待ちにしています。

はー、今度は体調管理しっかりしよう…。

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