2015年6月28日日曜日

マンガビブリオバトル6月

毎月恒例になりつつある漫画ビブリオバトルのメモ。 (6月分)



メモを貼り付けるだけの簡単なお仕事なので、
今回も晒してみる。

今回のテーマは「世界を巡るはなし」

がっつり話をしたくて、
ふと思いついたのは『蟲師』
その後に幾つか考えたのだけど、
外譚集も出たのでこれにした。
てか、外譚集を推したいんだよね。
本当に好きな人ばっかりが書いている
トリビュートってなんて贅沢なんだろ……。

ちなみに他に思いついたのは、
別の機会にネタとして使いそうなので
今回は伏せますw

で、今回のメモ。

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漆原友紀は1998年にアフタヌーン四季賞で大賞を受賞して商業デビュー。
2008年にとりあえず終幕。他に水域などを書いている。短編集でフィラメントというのがある。

この作品はアニメ化、映画化までされている。

蟲師は生物とは異なるもっと原始的な存在がいる世界。
総称してそれらは蟲と呼ばれ、蟲に対しての対処を行うことを生業としたものが
蟲師と呼ばれている。

設定的には明治程度、電気がまだ生活に登場しないくらいの文明度。
日本がベースだろうが、あくまで架空の土地。
その世界を蟲師として旅をするギンコが出会う蟲とそれに関わる人々の話。

好きなところは
1.
古き良き日本の雰囲気を綺麗に描いている。
もちろん村社会というマイナス面も併せて描いているのがさらに好印象。
2.
四季折々のエピソード、山の話、川の話、海の話、湖の話、里の話。
ふんだんに織り交ぜられて、世界の多様さをギンコと一緒に回っているよう。
3.
話の多重構造。
蟲と蟲師という世界設定を知っていれば
ほとんどのエピソードは1話完結でどこから読んでも良い。
それに加えて、シリーズものならではとして、
準レギュラーの存在や以前に出てきたエピソードとのつながりも組み込んでいる。
さらには根底あるギンコのエピソードが一つのまとまりを作っている。

特にどのエピソードが好きかという話で、
やまねむるというエピソードが久しぶりに読み直してグッときた。
山に住んで蟲についての助言をする別の蟲師が中心になる話。
ギンコが山の異変に気が付いて山の麓の訪れると
山について助言をしている蟲師がいるのだが、そいつが行方不明だという。
その蟲師の弟子という小僧と探しにでかけるギンコだが、その蟲師には秘密があったのだ。
この蟲師の秘密、秘密にまつわるエピソードがとても哀しい。そして素晴らしい。

人が運命に弄ばれ、そこにあがらう姿というのが私を捉えて離さない。
そういう意味では私のストライクど真ん中なのだ。
一方笑い話のような話や、心がほっこりするような話もあり、
いろんな角度から私を楽しませてくれる。
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相変わらず、現地につくまでに書いているメモ。
大きな流れは多分作品を選んでから勝手に考えている気がする。
そのまとめと構成をする時間として南太田に行くまでというのが
ちょうどいいのかもしれない。

本当はブラックジャクに絡めた話、
アニメとの比較との話、
外譚集の話もしたかったが5分では無理w

質疑応答の時間でいろいろ話させてもらった。
メモにある好きなエピソードの話も
質疑応答の部分で話しているので、
5分で何話しているんだろう……。
もっとまとめていれば詰め込めたかもしれないw

来月は『ホワイトさんが泣ける話』w
来月は不参加決定なので残念。

でも、つい作品探ししてしまう。

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