毎月恒例になりつつある漫画ビブリオバトルのメモ。 (5月分)
先月に引き続き今月のも書き残してみる。
実のところ、本当に本業に時間を取られていて
平日はほぼ時間が取れない状態、
休日はリフレッシュに精一杯という感じ。
(リフレッシュにボードゲームとかしてるんだけどさw)
今回のテーマは
「喫茶店(カフェ) or バーが登場する漫画」
テーマ出しをした人はエントリーしている人なので
何か浮かんだものがあるんだろうなぁと思いながら
自分の選考に。
考え始めてみるとこれがなかなか決まらない。
浮かんできたのはそのままレモンハートだったりバーテンダーだったり。
カフェのほうだと珈琲時間だったり。
どれもきっちり語れるようなものではないなぁと。
で、まさに何かのキーになるもので登場するものを探しても思いつかない。
その後は主人公たちの日常にそういうものが存在するもの。
シティハンターとかブラックジャックとか。
でも、これもかなり語れないと厳しいので外し。
で、改めて本棚をみたら見つけたのが「トゥー・エスプレッソ」
すっかり忘れていただけで、まさにカフェマンガだったw
カフェという印象よりは珈琲をちゃんと入れられるようになるという話のくだりで
覚えていたので。
以下が紹介用のメモ。
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作者は高浜寛。
2001年にガロ大賞で佳作受賞。
2002年にイエローバックス、2004年に泡日、2006年に凪渡りと
作品は少なめ。
トゥーエスプレッソが2010年、
四谷区花園町(ナマイキッ!で連載)が2013年、
蝶のみちゆきが2015年
現在はニュクスの角灯(ランタン)を連載中。
(コミック乱でw)
最近は連載からの単行本化が増えたので、
生産量上がることに期待したい。
名前から想像しにくいが女性。
フランスでも同時発売された
セリフは横書きで左開き。
雰囲気は確かにBDを思わせるところがある。
冴えないフランス人、冴えないカフェの主人、冴えない田舎の一風景。
愛知県の五ノニ、ピカピカ光るところ、お別れの時に使うものを売っている。というヒントを元に一度だけあった女に会いに来た。
目的の女探し、なぜ会いに来たのか?
徐々に明らかになっていく話。
話の流れの軽妙さ、絵も特に好きなんだが、特に好きなのが徐々に輪郭がハッキリしていくストーリー。大元の女性探しという軸は変わらずに、いつの間にか厚みが増し、どこに着地するのかというところに引き込まれている。
そして見事な結末。そこからのエピローグといい良質の映画を思わせる。
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ミステリ仕立てで話が短くなりそうだったので、
選考の時の部分も含めて話をした。
で、作家の他の作品の話もずいぶん多めにしていた気がするw
映画っぽい感じというのを
どこかでうまく言語化できればよかったんだけど、
メモでもまとめきれていなかったので仕方ないかな。
連載ではなく単行本で、
完全にプロローグからエピローグまでという構成は
映画のそれだと思う。話の長さ的にもね。
来月は「世界を巡る」漫画。
これも難航するかとおもいきや、
さっき一つ思いついた。
あとは料理の仕方だよなぁ……。
また、時間に悩まされそうである。
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